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12/17/23:34  男の子が悩んでいること-自慰

onanie.blog.shinobi.jp/TrackBack/70/
日本家族計画協会クリニック所長 北村邦夫

第3話で「女の子からの相談」についてご紹介したところ、 新潟県六日町の読者から「男の子はどんな性の悩みを抱えているのですか」とのメールをいただきました。「思春期ホットライン」に寄せられた男性からの相談 は、表のように自慰(マスターベーション)、包茎、射精、性器の順でしたが、20歳未満についてみますと、相談内容はややばらついた結果となっています。

このコーナーでは、男性から寄せられる悩みを取り上げながら、その対処法などについてお話しすることとしましょう。まずは自慰について・・・。

相談の中心は、「自慰とは」「やり方を教えて」「回数は何回までいいか」「やり過ぎて病気にならないか」などです。このように、21世紀になってもなお、 自慰に対し罪悪感を抱く人々が絶えないのは、それが密かな行為であるだけでなく、自慰の効用を積極的に語る指導者が少ないことなどが原因していると思われ ます。欧米などでは、宗教的な意味合いもあって、生殖の目的を持たない性行為は罪悪であるという考えが根強く支配してきましたし、中には、精液を失うため に病気が起こり、心身を破壊するとの極端な意見を述べる医師もいました。この自慰の癖を矯正するために、男の子の手を縛って寝かせたり、欲望が高まると、 ペニスに冷水がかかるようにする冷水療法などが真面目に開発されたことがあります。

20世紀初頭になりますと、フロイトらの生理学、心 理学、あるいは精神分析学などの専門家が自慰が病気と結びつくという考えに異論を唱え、第二次世界大戦後に出版された『キンゼイ報告』で、男性の大人の 90%以上が自慰の経験を持ち、それによる明らかな害は認められないことが実証され、自慰有害説にとどめをさしました。

心のおもむくま まの安易なセックスで、望まない妊娠や性感染症を引き受けて悩んでいる現実に触れるたびに、自慰は思春期の子どもたちにとってはまさに理性、セルフ・コン トロ-ルの道だと叫ばずにはおれません。時には「何回まで許されますか」の問いに、極限経験こそ個人の適度を見出す近道とばかり、「やれるなら朝まで」と 叫ぶことにしています。

男性にも女性にも性欲があるのですから、自慰は男性の特権というような言い方も避けなければなりません。自分の性欲を適正にコントロールする方法の一つとして、女性にとっても、自慰は重要な役割を果たすはずです。

「愛していればセックスして当然だ」との意見が、若者達の間で支持を得ていますが、そのような若者達に、「愛とは何か」と尋ねても明快な回答があるわけで はありません。極めて曖昧模糊とした「愛」を楯にセックスを正当化するのはどうしたものでしょうか。ある男子高校生が、このような私の問いに、「愛とは思 いやりと責任」と答えてくれたことがありました。お互いの思いやりと責任をもってセックスを捉えようというのであれば、妊娠を受容できないとか、HIV感 染や性感染症の予防に積極的になれないカップルに、私はWoody Allenが映画『Annie Hall』の中で語った次の言葉を贈ることにしています。

「Masturbation is sex with the person you love the most」 (マスターベーションとは、あなたが一番大好きな人とのセックスのことです)

2004年5月28日
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